Product No.1
CANNA-1b

 CANNA-1bは標準フォーマットで送信されたCAN信号を電圧出力(1-5V)に変換して出力します。

 各種メカニカルデータをアナログ信号に変換できることから,電圧タイプのデータロガーや記録計で簡単に記録できるようになります。
​ 各種設定は
ボタン操作またはUSBより設定可能です。

CANNA-1b_img1.png

​主要諸元

​​【概 要】

名  称

型  式

【アナログ出力】

​出力種別

​出力数

​分解能

出力インピーダンス

出力電圧

​出力確度

【CAN】

​接続数

​プロトコル

​バス通信速度

データ長

スタートビット

​エンディアン

​データ形式

​終端抵抗

【インタフェース】

表示部

​操作部

 

CANコネクタ

電圧出力コネクタ

電源コネクタ

設定用コネクタ

【電源】

DC電源 電源範囲

​消費電流​

USB給電

【その他】

外形寸法

 

CANアナログ出力基板​

CANNA-1b

電圧出力

1 出力

12bit (0x000~0xFFF)

10 ohm

1~5 VDC

​1%f.s.(TYP)

​1(受信のみ)

標準フォーマット (0x0000~ 0x7FFF)​

1M, 500k, 250k, 125k, 100k, 80k, 50k, 20k, 10 kbps​

1,2,3,4 byte

1~63bitのいずれかを設定可能​

Big(Motorola), Little(Intel) 

Signed, Unsigned

120 ohm(選択可能)

OLED モノクロディスプレイ

スライドスイッチ:電源,モード切替

タクトスイッチ :メニュー,選択,設定

D-Sub9ピン(オス)

2ピン:CANL,3ピン:GND,7ピン:CANH

BNC

​DCジャック(外径5.5mm,内径2.1mm)

​USB Micro-B

4.5~5.5V

100mA (DC5V)

4.5~5.5V

94mm(W) × 20mm(H) ×52mm(D)

注意事項

・事故を防止するため電源範囲を守ってご使用下さい。

・過電圧が印加されると発火,発熱,発煙が生じることがあります。

​・本基板を使用する場合,端子の短絡にご注意下さい。短絡が生じると意図しない過電流が流れることがあり,

 本基板だけではなく,接続している機器を故障させてしまうことがあります。

・本基板は​実験用に設計,製作したものであり産業用での使用を想定しておりません。そのため本基板により
 生じたいかなる損害についても,補償はいたしかねます。

・ご使用の際は,十分に検証をした上でお使い下さい。

操作方法

​機能と役割

  1. ​電源コネクタ 
           

  2. CANコネクタ 
     

  3. 電圧出力コネクタ

  4. ​USBコネクタ 

  5. 電源スイッチ

  6. モード切替スイッチ

  7. メニューボタン 

  8. セレクトボタン

  9. 設定書込ボタン

  10. ​OLED表示 

  11. CAN受信LED

  12. 電圧出力LED

gaikan.png

 

ACアダプタ等を接続して電源供給します。
通電時はスイッチ上部のLEDが緑色に光ります。

CAN信号を接続します。D-Sub 9ピンオスコネクタです。
(ピンアサイン,2:CAN-L,7:CAN-H,3:GND)

アナログ電圧(1-5V)を出力します。

電源供給や設定書き込みに使用します。

電源を投入します。

設定/電圧出力のモードを切り替えます。

設定モードにて設定項目を変更します。

設定モードにて,設定内容を変更します。

設定モードにて,設定を内部EEPROMに記録します。

設定時のメニュー等を表示します。

CANバスでCAN信号を受信したときに青色に光ります。

CAN-ID設定が正しい場合で,電圧出力したときに赤色に光ります。

動作フロー

  • ​​本基板の動作フローを右図に示します。
     

  • 本基板には「設定」と「電圧出力」の2つのモードがあります。

     設  定:CANバス通信速度,各種データ解読パラメータの
          設定をします。また,出荷状態に初期化することも
          できます。

     電圧出力:CAN受信データを解読して,電圧出力を行います。
          解読パラメータ設定に不備がある場合,電圧出力
          されません。
          また,CANバスの特性上,受信データが更新されない
          限り,前値保持となります。

     

  • ​モード切替スイッチを操作すると,動作の途中でもモードを切り替えられます。

flow.png

設定(スイッチ)

設定を行うには,モード切替スイッチを左側にして「設定モード」にします。

「メニューボタン」を押すと,設定画面が順次表示されます。

各メニューで「セレクト」ボタンを押すと値が変わります。

各メニューで「セット」ボタンを押すと設定値を本基板に記憶します。

(電源をOFFにしても設定値が保持されます。)

【CAN受信表示】

 本基板のCAN通信速度がCANバスと同じ設定のとき,CANバスで受信した情報をすべて表示します。

CAN Speed:本基板に設定されたCAN通信速度

​Format:受信した信号のフォーマット(標準・拡張)を表示します。

CAN-ID:受信したCAN信号のIDを表示します。

     拡張フォーマットの場合はExtendedと表示されます。

LENGTH:受信した信号のデータ長をバイトで表示します。

【CAN設定表示】

 CANデータを電圧出力に変換する設定情報を表示します。

CAN Speed:本基板に設定されたCAN通信速度

CAN ID:電圧出力するCAN-ID

Endian:電圧出力するCANデータのエンディアン

     エンディアンについてはエンディアンの設定に記載します。

StartBit:電圧出力するCANデータの抽出開始位置(スタートビット)

DATA LEN:電圧出力するCANデータ長さ

【アナログ出力表示】

 電圧出力に関する出力情報を表示します。

DATA Type:電圧出力するCANデータの型,

       Signed(符号付き整数)またはUnsigned(符号なし整数)

1V,3V,5V:各電圧の出力とCANデータの関係を表示

【CANバス速度設定】

​ 接続するCANバスの通信速度を設定します。

 ​速度は以下の9種の中から選択してください。

  1M,500k,250k,125k,100k,80k,50k,20k,10 kbps​

【CAN-ID設定】

 電圧出力するCANデータの送信元のCANIDを設定します。

 ​標準フォーマットのみ対応のため,0x000~0x7FFから1つ指定してください。

【エンディアン】

 電圧出力するCANデータを抽出する際,2byteごとの読み取り順を設定します。

 下図を参考にLittleとBigのいずれかを選択します。 

【スタートビット】

 電圧出力するCANデータの抽出開始位置を指定します。

 1bit単位で設定することができます。

【CANデータバイト長】

 電圧出力するCANデータの抽出データ長をバイトで指定します。

 1,2,3,4byteのいずれかより選択します。

  ※ 1byteを選択した場合, 分解能は8bitとなります。

  ※ 2,3,4byteを選択した場合,分解能は下位ビットを切り捨てた12bitとなります。

 

【データ・タイプ】

​ 電圧出力するCANデータのデータ型を指定します。

 Signed(符号付き整数)またはUnsigned(符号なし整数)を選びます。

​【設定初期化】

 本基板の設定をすべて初期化します。

 初期化するためには「セット」ボタンを押します。

 「セット」ボタンを押すと,5秒のカウントダウンの後,設定が初期化されます。

​ 「Reset Completed」と表示されると設定が初期化されます。

 初期化後は,下記の設定となります。

 

 

設定(USB)

USBコネクタよりPCと接続し,シリアル通信にて設定値の読み込み,書き出しが可能です。

【シリアル通信設定】

ボーレート:    115,200bps

データ長:     8bit

パリティ:     なし

ストップビット:  1bit

フロー制御:    なし

​【コマンド】

コマンドは下記の書式で送信します。

下記のコマンド(1文字) + (設定パラメータ) + 改行コード<LF>

 

【設定パラメータの対応】

CAN-ID        16進数 000~7FF

スタートビット    10進数 1bit ~ 63bit

CANデータバイト長  1byte ~ 4byte

データ・タイプ     0:Unsigned,1:Signed

エンディアン      0:Little,1:Big

CAN通信速度      0:1Mbps,1:500k,2:250k,3:125k,4:100k,5:80k,6:50k,7:20k,8:10k 

【設定情報読み込みコマンド:R】

コマンドを送信すると設定情報が返信されます。

返信される設定情報は 固定文字の[canGet]に続いて,

[CAN-ID],[スタートビット],[CANデータバイト長],[データ・タイプ],[エンディアン],[通信速度]となります。

通信例:R<LF>

    canGet,7FF,0,1,0,0,0

【CAN-ID設定コマンド:I】  

CAN-IDを設定します。設定パラメータは3桁の16進数で指定します。

設定パラメータは必ず3桁で指定します。(例:12 → 012)

通信例:I7FF<LF>

    (返り値はありません)

【エンディアン設定コマンド:B】

エンディアンを設定します。設定パラメータは0または1を指定します。

通信例:B1<LF>

    (返り値はありません)

 

【スタートビット設定コマンド:L】

スタートビットを設定します。設定パラメータは2桁の10進数で指定します。

設定パラメータは必ず2桁で指定します。(例:8 → 08)

通信例:L08<LF>

    (返り値はありません)

 

【CANデータバイト長設定コマンド:D】

CANデータバイト長を設定します。設定パラメータは1,2,3,4いずれかを指定します。

通信例:D2<LF>

    (返り値はありません)

【データ・タイプ設定コマンド:E】

データ・タイプを設定します。設定パラメータは0または1を指定します。

通信例:E0<LF>

    (返り値はありません)

【CAN通信速度設定コマンド:S】

データ・タイプを設定します。設定パラメータは0~8を指定します。

通信例:S0<LF>

    (返り値はありません)

endhian.png
 
 
 
 

外形寸法図

 
cannna1b_cir.png

回路図